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NEW 奥へ進むと見えてくる、“台湾の裏側”の魅力に迫るPOP UP 企画展「奥台湾」

台湾・屏東(ピントン)県政府は、原住民伝統工芸を使った2ブランド商品の新発売を含むPOPUP企画展「奥台湾」を、開発に伴走したセメントプロデュースデザインの運営する自社ショップ「コトモノミチ」2店舗(東京・大阪)にて開催いたします。

「奥台湾」は、台湾原住民* に伝わる伝統的な工芸や装飾をアップデートし開発したデザインプロダクトを中心に、ローカルな地域で生まれている新しい魅力を伝え、台湾にこれまでと違った光を当てる企画展です。
台湾の最南端に位置する屏東県に暮らす原住民の職人による①月桃編みのかごバッグ、②民族文様をデザインした革製品の新プロダクトを日本初お披露目するほか、山岳地帯の秘境を拠点とする、大自然をテーマとしたアロマオイル、原住民に伝わる特殊な編み技法sikauを使った布製品、伝統工芸保持者による織物など、日本にまだ紹介されていない、地理的にも“最先端”の台湾が感じられる商品をセレクトし、販売いたします。
*台湾原住民・・・台湾の先住民族を指す中国語の呼称。現在、台湾政府により16民族が認定されているほか、同化が進んだ諸民族もあわせると、台湾人の大半が何らかの原住民のルーツをもつと考えられている。

〔取扱い商品〕生活に根ざした工芸から生まれる新プロダクト
1つめは、月桃編みの伝統工芸ブランド「桃布里」(Tau bu li)。設立10年の集大成として新しい編み技法を研究し、より幅広いシーンで使えるバッグシリーズを完成させました。2つめは、原住民の伝統的な革彫刻を発展させ、民族独自の手紋(刺青)模様がもつ意味合いを抽出してデザインした「AliAli頑皮雕」のサコッシュです。

◼︎「桃布里」――人生に寄り添ってきた月桃の美しさを編む
2013年設立された「桃布里」は、屏東に根づいてきた工芸である月桃編みのブランドです。
月桃編みは日本の奄美や沖縄にもある工芸で、台湾では主に南部の屏東や台東エリアで原住民により営まれてきました。その歴史は文献にも記録されていない大昔までさかのぼるといわれ、原住民は土地にある自然繊維を暮らしのあらゆる用品や食べ物に使いこなしてきました。月桃は、原住民の一生に欠かせない重要な存在とみなされています。「桃布里」は今回、独自の新しい編み方を研究開発し、素材の美しさを表現する「編みバッグ」シリーズをお披露目します。

◼︎「AliAli頑皮雕」――革彫刻と手紋の伝統を発展させた新しい革小物
「AliAli頑皮雕」は、屏東に帰郷した若手職人により設立されたブランドです。原住民パイワン族の伝統工芸である革彫刻と手紋(刺青)の文化をミックスし、若い解釈で伝統文化を残す挑戦をしています。
手紋(手の甲の刺青)はパイワン族につたわる伝統文化で、特別な地位の女性しか入れることのできない地位の象徴でした。手紋の模様は一族の社会地位を示し、日本でいえば家紋のような存在です。日本統治時代の手紋禁止や生活の変化などにより、現在は数名に残るのみとなっています。
今回、手紋の柄を分解してリデザインし、現在の解釈で普段のお出かけに使えるサコッシュの新しいシリーズを開発しました。原住民文化を多くの人に気軽に伝えるきっかけとなるブランドです。

日程
2024年9月5日(木)〜11月4日(月祝)
場所
〒130-0002 東京都墨田区業平4-7-1 1F 「coto mono michi at TOKYO 」
〒550-0003 大阪府大阪市西区京町堀1-15-23-1F 「COTO MONO MICHI AT PARK SIDE STORE」
Instagram
coto.mono.michi
詳細URL
コトモノミチ/トップページ
画像・テキスト資料出典
コトモノミチ/トップページ

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